データで見る福島市長選 無党派層の6割馬場氏 自民、立民支持層は二分 出口調査結果分析

  • [エリア] 福島市

福島のニュース


任期満了に伴い9日告示、16日投開票で行われた福島市長選で、福島民報社は期日前と投票当日の出口調査を行い、結果を分析した。有権者の支持政党別で見ると、現職木幡浩氏(65)=無所属=を推薦していた自民、立憲民主は、初当選した新人馬場雄基氏(33)=無所属=との間で支持をほぼ二分した。同じく木幡氏を推薦した国民民主は馬場氏側に大きく傾いた傾向がうかがえた。支持政党なしの「無党派層」は馬場氏が6割をまとめた。
有権者が答えた支持政党は、多い順に無党派層が全体の約4割、自民が約3割、立民が約1割となっている。5万8453票を獲得した馬場氏は、特に参政党の支持層で大きくリードした。共産、れいわ、その他の政党・団体の支持層も他の候補を上回った。4万3818票を得た木幡氏は推薦を受けた公明の他、維新に浸透していた。
年代別では、馬場氏がほぼ全ての階層で優位に立った。「18~22歳」の若年層で木幡氏と拮抗したが、「23~30歳」「31~40歳」「41~50歳」「51~60歳」「61~70歳」で木幡氏を引き離した。「71~75歳」になると差が縮まり、76歳以上では木幡氏が逆転した。
福島民報社は期日前の10~15日と16日の投票日に市内各地で出口調査を実施し、計1138人から回答を得た。