福島県郡山合庁、移転後の建物活用案示す 文化財指定を求める会 音楽施設やミニシアター

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福島県郡山合庁、移転後の建物活用案示す 文化財指定を求める会 音楽施設やミニシアター

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福島県郡山合同庁舎を郡山市重要有形文化財指定を求める会は19日、郡山記者クラブで会見した。県郡山合庁移転後の庁舎活用案を示し、議論の盛り上がりを期待した。
代表世話人の庄司一幸さん、安藤智重さん、顧問の1級建築士浜尾博文さんがそれぞれ私案を示した。3案は、求める会が9月に開いた集会で浜尾さんが提示した私案をベースにしている。
音楽施設やミニシアターをはじめ、建物の維持・管理費を賄えるようレストランやカフェなどを入居させるとしている。「楽都郡山」や郡山の情報発信基地としての機能、映画「MISHIMA」のロケ地として誘客につなげる構想もある。
県郡山合庁は旧郡山市庁舎で1930(昭和5)年に完成。現在は県が所有・管理している。県郡山合庁の機能は来年、ビッグパレットふくしま北側の新庁舎に移る。求める会は合庁移転後の現庁舎の保存と活用を求め、活動している。
会見では、日大工学部の速水清孝教授が県郡山合庁の建築的価値などを紹介した。(郡山版)