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福島県塙町の道の駅はなわ敷地内に設置されている「奥久慈街道サイクリングルートモニュメント」が、世界最高峰の建築デザイン賞の一つ「グローバル
アーキテクチャー
アンド
デザイン
アワーズ2025」のポップアップアンドテンポラリーの部で準優勝に輝いた。東白川サイクリング推進会議によると、準優勝に選ばれるのは国内の自転車関連モニュメントとしては初の快挙となる。20日、推進会議が発表した。
同賞には世界約40カ国から1200超の応募があった。モニュメントは2024(令和6)年度に東白川郡を巡る自転車コースで国交省のモデルルートでもある「奥久慈街道」の周知を目的に制作。世界のデザイナー100選に選ばれ、国際的な建築賞を受けている若手建築家の岩成尚さんが設計した。高さは約3メートルで地元・奥久慈の杉材を使用している。
推進会議によると、多くの自転車愛好者がモニュメントに立ち寄り写真を撮っているという。推進会議は今後、ライトアップや看板設置などを検討している。大森秀一会長は「受賞を契機に、奥久慈サイクリングルートの『聖地』として、今後さらに多くのサイクリストに立ち寄っていただける場所となることを願っている」とコメントを出した。

