15年ぶり 露店盛況 23日まで福島県浪江町「十日市」

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15年ぶり 露店盛況 23日まで福島県浪江町「十日市」

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福島県浪江町伝統の大露店市「十日市」は22、23の両日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生前の会場だった新町通りで15年ぶりに開かれている。大勢の町民らが3・11前の場所での開催と久々の再会を喜び合い、晩秋の町の風物詩を堪能した。
新町通約600メートルを歩行者天国にし、露店や町内関係団体の出店など約180店が並んだ。初日は約2万人の来場者でにぎわった。
十日市は晩秋の恒例行事として明治時代から親しまれてきた。震災発生前は歩行者天国の新町通りに300以上の露店が軒を連ね、3日間で約10万人の集客があった。
原発事故発生後は多くの町民の避難先となった二本松市で継続。2017(平成29)年から浪江町地域スポーツセンターに会場を移して開催してきた。
23日は午前9時30分から午後3時まで開く。