ゼロカーボン協定締結 福島県浅川町と東邦銀行、バイウィル(東京都) 「J―クレジット」活用

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ゼロカーボン協定締結 福島県浅川町と東邦銀行、バイウィル(東京都) 「J―クレジット」活用

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福島県浅川町と東邦銀行、環境価値創出支援を手がけるバイウィル(東京都)は21日、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に向けて連携協定を結んだ。CO2削減量をクレジットとして国が認証する「J―クレジット」を活用し、脱炭素化を目指す。
町は2050年までに「ゼロカーボンシティ」の実現を掲げている。J―クレジットの創出や流通に知見を持つバイウィルや東邦銀行の助言を受けながら各種施策に取り組む。
まずは、浅川中の校舎屋根に設置している太陽光発電で生まれたCO2削減量をクレジット化し、東邦銀行やバイウィルがクレジットの流通を支援する。さらなるJ―クレジット創出に向け、町は省エネ設備の導入などを今後検討する。
締結式が町役場で行われ、江田文男町長、東邦銀行の本田拓野法人コンサルティング部長、バイウィルの斎藤雅英執行役員兼サステナビリティ事業本部長が協定書を交わした。江田町長は「オール浅川の一員として、協力しながらゼロカーボンシティーの実現を目指したい」とあいさつした。
東邦銀行とバイウィルによると、両者と県内自治体が同様の協定を結ぶのは浅川町が4件目。(県南版)