日本生化学会大会で若手優秀発表賞に選出 福島市の福島大大学院の和田佑斗さん

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日本生化学会大会で若手優秀発表賞に選出 福島市の福島大大学院の和田佑斗さん

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福島市の福島大大学院食農科学研究科2年の和田佑斗さん(24)は日本生化学会大会で若手優秀発表賞に選ばれた。AI(人工知能)を用いて特定の酵素の構造を予測し、活性化する条件などを考察した。食農学類・研究科からの受賞は初めて。基礎研究の重要性が指摘される中、和田さんは「歴史がある全国規模の学会で認められたことはうれしい」と喜びを語る。
和田さんは「ST3Gal3」と呼ばれる酵素の構造をシミュレーションした。昆虫細胞を活用してこの酵素を作りだし、機能に影響する要素を突き止めた。食農学類付属発酵醸造研究所の特任講師らの支援を受け、研究に3年ほどを費やした。酵素の構造を調べる際、以前は勘などを頼らざるを得なかったが、AIにより飛躍的に効率が向上したという。
学会は1925(大正14)年に創設された。大会は3日から5日まで京都市で開かれた。若手優秀発表賞は学生と学位取得後3年以内の発表者が対象。国内の大学院・大学から394点の応募があった。審査を経て150人が発表し、43人が選出された。
和田さんは博士課程に進学予定。「さまざまな応援に感謝しながら、今後も研究を進めていきたい」と意気込んだ。