小中学生が町政ただす 福島県三島町で「次世代の議会」 クマ対策や移住定住策を質問 地方議会の制度に理解

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小中学生が町政ただす 福島県三島町で「次世代の議会」 クマ対策や移住定住策を質問 地方議会の制度に理解

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福島県三島町の模擬議会「次世代の議会」は27日、町役場で開かれた。三島小児童と三島中生徒が議員役となり、地方議会の制度に理解を深めた。
町、町教委の主催。三島小の6年生9人、三島中の3年生4人の計13人が臨んだ。三島中の布川芽依さんが議長役を務め、議員役の5人が一般質問に挑戦した。
県内外で被害が相次いでいるクマ対策をはじめ、移住定住促進策、伝統工芸のPRなど町政全般をただし、矢沢源成町長らが町の現状や課題を交えて施策の方向性を答弁した。町は児童や生徒の意見を今後の町づくりに生かす方針。
児童や生徒からは「町の課題を考えるきっかけになった」「町の答弁から別の視点を学んだ」などの声が上がった。二瓶俊浩町議会議長は「本物に触れることが大切で、貴重な経験になったはず。堂々として立派な議会だった」と講評した。(会津版)