パワーリフティング国際大会出場 福島県石川町議会副議長の乾初美さん 12月にトルコで開催

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パワーリフティング国際大会出場 福島県石川町議会副議長の乾初美さん 12月にトルコで開催

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福島県石川町議会副議長の乾初美さん(40)は、12月にトルコ・イスタンブールで開かれるパワーリフティングのアジアマスターズ大会に出場する。多忙の中で練習を重ね、「良い記録を残したい」と自身初の国際大会に向けて意気込んでいる。
パワーリフティングは重いバーベルをスクワットの姿勢から持ち上げる「スクワット」、ベンチにあおむけになって持ち上げる「ベンチプレス」、床のバーベルを持ち上げて直立姿勢を取る「デッドリフト」の3種目の合計重量で競う。
乾さんが競技を始めたのは3年前。3人の子どもを育てる中で、産後のひどい腰痛に悩まされていた。元競輪選手の夫から「痛いところこそ鍛えるんちゃうか」と助言を受け、トレーニングを始めたという。
その後は県大会で活躍し、今年7月に愛媛県で開かれた選考会を突破。初の国際大会出場を決めた。12月2日に行われる47キロ級に出場予定だ。
今年はパワーリフティングの競技団体「F.B.Gym」も立ち上げた。女性4人が所属しており、乾さんは「生涯スポーツとしての魅力も知ってもらいたい」と競技普及にも取り組む。
町役場で出場激励会が開かれ、首藤剛太郎町長が「多様性の時代に、石川町から女性がマスターズの国際大会に出場するのは意義深い。頑張ってきてほしい」とエールを贈った。乾さんは「町、そして日本を代表して頑張ってくる」と決意を語った。(県南版)