こいけかおるさん(福島市出身) 「グルマン世界料理本大賞」薬膳部門でグランプリ 「日本の食文化伝えたい」

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こいけかおるさん(福島市出身) 「グルマン世界料理本大賞」薬膳部門でグランプリ 「日本の食文化伝えたい」

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世界各国の料理本を顕彰する「グルマン世界料理本大賞」の今年の受賞者がサウジアラビアのリヤドで29日(現地時間)発表され、福島市出身の料理家こいけかおるさん(59)=本名・小池香、東京都世田谷区=が発刊した「発酵でかなえる
おもてなし料理~薬膳を生かした、体整う季節の華やかレシピ~」(旭屋出版)がTraditional
medicine(薬膳)
books部門でグランプリに輝いた。
こいけさんは食事で体を健康にする「食養生」に取り組んでいる。2023(令和5)年には、著書「麹の発酵クリームと発酵おやつ」が同大賞の発酵部門でグランプリを受賞している。今回の受賞作では発酵と薬膳の知恵を生かした四季折々のおもてなし料理のレシピを紹介した。現地で表彰式に臨んだこいけさんは「受賞者スピーチでは世界に向け、こうじと発酵を大切にしている日本の食文化の素晴らしさを伝えた。これからも魅力を発信していきたい」と喜びを語った。
グルマン世界料理本大賞は1995(平成7)年に創設された。日本人では過去に料理研究家栗原はるみさんらの本が受賞した。