福島県・石川地方の自由民権運動150周年で記念碑建立 石陽社顕彰会 歴史継承の決意新た

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福島県・石川地方の自由民権運動150周年で記念碑建立 石陽社顕彰会 歴史継承の決意新た

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福島県・石川地方の自由民権運動が起こって今年で150周年を迎えるのを記念し、石川町の石陽社顕彰会は町内の鈴木重憲屋敷に記念碑を建立した。30日に除幕式や記念式典を行い、町の歴史を次世代に受け継いでいく決意を新たにした。
自由民権運動の指導者や政治家として活躍した河野広中(三春町出身)は1875(明治8)年、後の石陽社となる政治結社「有志会議」を石川町で設立。国会開設などを政府に求め、東北の自由民権運動をリードした。今年は結社設立から150年になる。
記念碑建立は運動の歴史や精神を後世に受け継ごうと企画した。碑には、俳優菅原文太さんが2012(平成24)年に町内で自由民権運動に関する講演をした際、顕彰会に寄せた「今こそ
自由民権」との言葉が記された。顕彰会のホームページにつながるQRコードも配置した。
除幕式では関係者が石碑をお披露目した。古藤邦英顕彰会代表は「自由民権ゆかりの地に碑を立てることができて良かった」と話した。