福島のニュース
任期満了に伴う福島県二本松市長選は30日投開票され、現職三保恵一氏(76)=無所属=が1万2099票を獲得し、5選を果たした。神職の新人安部章匡[あきまさ]氏(44)=無所属=を1668票差でかわし、会社経営の新人高橋翔氏(37)=無所属=に大差をつけた。
1日で4市町合併による現在の二本松市が誕生して20年の節目を迎えた。三保氏は通算4期16年の実績を前面に打ち出し、急速な少子高齢化への対策としての子育て支援の拡充、健康寿命の延伸、市民所得の向上などの施策を訴え、支持を広げた。
当日有権者数は4万2764人(男性2万1056人、女性2万1708人)。投票率は54・87%(男性53・98%、女性55・72%)で過去最低。選挙戦となった2017(平成29)年の66・24%を11・37ポイント下回り、2013年の64・72%より9・85ポイント低かった。
三保氏の任期は25日から4年。当選証書付与式は1日午前10時から市役所で行われる。■希望ある未来開く
三保恵一氏の話
多くのご支援とお力添えをいただき当選することができた。皆さんの声を大切にしながら「市民が主役、市民とともに」を基本として、市民との協働のまちづくりを進め、二本松の歴史と伝統を守り、新しい希望ある未来を開いていく。■開票結果選管最終、敬称略当12,099
三保恵一
76無現◎10,431
安部章匡
44無新
682
高橋
翔
37無新
無効251(◎は当選者以外の法定得票数獲得者)

