ARで体育がもっと楽しく 福島県西郷村の羽太小 「HADO」授業を試験導入

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ARで体育がもっと楽しく 福島県西郷村の羽太小 「HADO」授業を試験導入

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福島県西郷村の羽太小では11月25日から5日まで、体育の授業に拡張現実(AR)を使った最新スポーツ「HADO(ハドー)」を試験的に取り入れている。性別や体格などのハンディがない状況で児童1人1人が体を動かす楽しさを感じていた。
全国の体育教諭がよりよい授業について話し合う「全国体育学習研究会」に参加した同校の若松優教諭が、HADOを展開するmeleap(本社・東京都)の関係者の話を聞き、実証に踏み切った。
HADOは3人1チームでお互いの陣地に分かれて対戦する。AR上で手にエネルギーボールのようなものを生み出し相手にぶつけるといった簡単な競技なため、運動が苦手な児童でも戦略次第で主役になれるスポーツだ。
導入した体育の授業は5、6年生と3、4年生がそれぞれ学年合同で行った。児童らはただ楽しむだけではなく、どうすれば勝てるのかなどチーム内で話し合いながら授業に取り組んだ。
若松教諭は「誰でも主役になれる体育を目指すために取り入れたが、毎試合活躍する児童が変わるなど全員が楽しめている」と手応えを話した。(県南版)