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福島県郡山市の磐梯熱海温泉にある栄楽館グループの各宿泊施設は大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」に先立ち、食文化を通して地域の魅力を体験する「ガストロノミーツーリズム」に乗り出す。2日から予約を受け付けており、来年1月13日にプランを開始する。市内のホテル華の湯で発表会を開き、報道陣らに内容を公開した。
福島県の食や文化、工芸、温泉を組み合わせた宿泊体験を実施し、サービス品質の向上につなげる。
萩姫の湯
栄楽館では「伝統と癒やし」をコンセプトに、中田町の伝統工芸品・海老根和紙づくり体験を楽しめる。夕食は四季の素材を生かした和食創作コース。ホテル華の湯は、市内の「あさか野窯」での陶芸体験を用意する。郡山産のコメや野菜、県産魚介類を使った料理を提供する。
湯のやど楽山では、すし握りを経験できる。地元の食材を生かした「おばんざい」などが並ぶ。ASAKASOは、地元の老舗・太田屋こうじ店のみそを使用した三五八漬けづくりを通し、発酵文化の魅力を知る企画を繰り広げる。夕食には利き酒体験を予定している。
発表会では増子浩之総支配人が趣旨や目的を説明。各館の担当者がプラン内容を紹介した。

