福島のニュース
福島県会津若松市の鶴ケ城で3日、縁起物の飯べらの焼き印押しが始まった。元旦に天守閣に登る「元旦登閣」など正月三が日に訪れる先着5千人に配る。
焼き印押しは、天守閣が再建された60年前から続く年末行事。福や敵を「めしとる」との言葉にかけ、家内安全や商売繁盛などの願いが込められている。作業初日は会津若松観光ビューロー職員ら約10人が専用機器で木製しゃもじ約500枚に来年の干支[えと]にちなんだ「午[うま]」と「鶴ケ城天守閣」の文字を焼き付けた。観光ビューローの秋元菜々さん(27)は「皆さんの幸多き新年を願い、午をウマく記したい」と話した。
元旦登閣は来年1月1日午前0時~同2時30分(入場締め切りは同2時)。1日~3日の日中は午前8時30分~午後5時(入場締め切りは同4時30分)に登ることができる。飯べら配布はなくなり次第終了する。

