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福島県郡山市の日大工学部オープンキャンパス実行委員会の学生約10人は10日までの平日、構内のロハスの森ホールに、同学部生や日大東北高の生徒を対象としたカフェをオープンしている。自家栽培のサツマイモを使ったスイートポテトとコーヒーを提供している。
サツマイモは農薬や化学肥料に頼らない循環型農業を目指す「ロハスの畑プロジェクト」の一環として、実行委が3年前から構内の畑で栽培している。今年は地域で放置されている竹林から作られた竹パウダーを約10アールの畑に散布。土が柔らかくなりサツマイモが大きく成長するなど効果があり、約300キロの収穫があった。
カフェは、大量に収穫されたサツマイモと昨年完成したロハスの森ホールを活用しようと、学生が企画・運営している。スイートポテトはサツマイモとバニラアイスのみで作られており、イモ本来の甘みを楽しめる。1日50食ほどを想定しており、同大工学部の公式SNSをフォローすると無料で味わえる。
時間は午後4時30分から午後7時30分(ラストオーダーは午後7時)まで。実行委員会の鈴木ひかりさん(建築学科3年)は「自分たちがやってきた成果をこのような形で表現できてうれしい」と話している。(郡山版)

