大玉スマートＩＣ　東北道　新設決定　福島県大玉村

福島県大玉村が東北自動車道本宮―二本松インターチェンジ（ＩＣ）間に設置を目指す（仮称）大玉スマートＩＣが５日、事業化することが決まった。国土交通省が同日、東日本高速道路（ネクスコ東日本）に新設を許可したと発表した。
同スマートＩＣは、「本線直結型」で片側２車線の上下線が途中で分離し本線とつながる仕組みとする計画。車の重量や長さを問わない全車種対応で、２４時間利用できる。設置予定地は【地図】の通り。本宮ＩＣから北側に約６キロ、二本松ＩＣから南側に約７キロの村内大山地区に整備する。国道４号から直線距離で西に約８００メートルと近接し、周辺には大型商業施設「プラント５大玉店」やあだたらの里直売所などがある。交通の利便性や周遊性の向上が見込まれ、地域活性化や観光振興などへの効果が期待される。■「発展の原動力に」
押山村長
大玉スマートインターチェンジ（ＩＣ、仮称）の新規事業化の採択を受け、押山利一村長は「スマートＩＣの整備は村の自立と発展の大きな原動力となる。関係機関と連携を図り、早期着工・開通に向け取り組んでいく」とコメントした。
新規事業化の発表を受け、内堀雅雄知事は「観光振興や企業立地、物流の効率化など、地域の活性化に大きく貢献するものと期待している」とのコメントを出した。県は地元・大玉村をはじめとする関係機関と連携し、早期整備に向けた取り組みを加速させていく考えだ。