マーチングバンド全国大会小学生の部、開幕 福島県勢も銀賞を受賞

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マーチングバンド全国大会小学生の部、開幕 福島県勢も銀賞を受賞

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マーチングバンド全国大会は6日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開幕した。初日は小、中学生両部の小編成、大編成をそれぞれ行った。福島県から出場した小学生の部小編成の須賀川アカデミックマーチングバンド、大編成の野田小、吉井田小はいずれも銀賞だった。
須賀川アカデミックマーチングバンドは「ハリーポッターのテーマ曲」、「海が見える街」など4曲を28人で披露した。2023(令和5)年度に結成して以来、初の全国の舞台。スイングなどの振り付けを交えたメリハリのある演奏と乱れぬ隊列で聴衆を引きつけた。部長の有賀莉[り]蘭[らん]さん(須賀川一6年)は「一体感のある演奏ができた。支えてくれた先生や親に感謝している」と語った。
野田小は42人でムソルグスキーの「組曲『展覧会の絵』」を演奏した。卒業生らとテンポを合わせる練習を中心に重ね、クラシックの厳かな調べにメンバーの心を一つにした。部長の佐原惺[さと]菜[な]さん(6年)は「周りの音、全体の動きを意識した一番の演技ができた」と声を弾ませた。
吉井田小は47人で出演した。「忍者」をテーマに光GENJIの「勇気100%」や「ガッチャマンの歌」など6曲を振り付けとともに発表した。演出にも力を入れ、楽器に和太鼓や風鈴を取り入れた。部長の金子ほたるさん(6年)は「忍者らしい力強い動きや、躍動感を表現できたと思う」と笑顔だった。
大会はマーチングバンド協会の主催。小学生の部は小編成の20団体、大編成の10団体が出場した。最終日の7日は一般、高校の両部を行う。県勢の出場はない。