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大ゴッホ展開催記念講演会は7日、福島市のホテル福島グリーンパレスで開かれ、作家の原田マハさんがゴッホと日本の絆をテーマに語った。
原田さんはゴッホやその家族を題材とした小説を執筆している。「なぜ、日本人はゴッホが好きなのか」を聴衆に問いかけ、日本でゴッホが広く知られるきっかけをつくった人物として白樺派の作家武者小路実篤を挙げた。
武者小路ら白樺派の人々が雑誌「白樺」を通じて当時、日本では無名だったゴッホの作品や人物像を熱心に紹介。国民に親しまれる端緒となったと語った。一方、ゴッホも浮世絵に強くひかれていたとして「まさに、日本とゴッホは相思相愛。ゴッホ作品の到来を楽しみに待ちましょう」と呼びかけた。
実行委員会は展覧会「福島県政150周年・東日本大震災15年
大ゴッホ展
夜のカフェテラス」(来年2月21日~5月10日、福島市・県立美術館)の前売り券を販売している。一般・大学生は2500円から。販売期間は2月20日まで。公式ホームページ(HP)から購入できる。大ゴッホ展 福島展

