新たな産業基盤構築学ぶ 福島県会津若松市でイノベ構想セミナー ドローン、カメラ開発で地域課題に挑む

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新たな産業基盤構築学ぶ 福島県会津若松市でイノベ構想セミナー ドローン、カメラ開発で地域課題に挑む

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福島イノベーション・コースト構想推進機構の福島イノベ構想参画促進セミナーは4日、福島県会津若松市のアピオスペースで開かれた。参加者が浜通りを中心とした県内の新たな産業基盤構築への活動に理解を深めた。
田村市に本社を置くmanisoniasの橋本綾子社長が、ドローンを用いて地域課題を解決する取り組みを紹介した。同社は中山間地域の医薬品配送や、熊などの獣害対策に使用するドローンの開発を進めている。「イノベ構想に参画することで、新規事業や共同開発の機会が広がる」と強調した。
南相馬市に事業所を持つマッハコーポレーション(横浜市)の赤塚剛文社長は、高い放射線量下でカラー映像を撮影できるカメラの開発事業を解説した。「自社の製品の『100%福島県産』を実現し、福島県の成長に貢献したい」と述べた。
セミナーには企業関係者約50人が参加。同機構の伊藤泰夫理事長補佐がイノベ構想による浜通りへの産業集積に向けた取り組みを紹介した。福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)の村田文夫広域連携監が事業内容を説明した。(会津版)