イオンタウン福島南矢野目(仮称) 開業時期遅れ 2027年春から2028年10月に

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イオンタウン福島南矢野目(仮称) 開業時期遅れ 2027年春から2028年10月に

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福島市南矢野目にイオンタウン(千葉市)が整備する、複合商業施設の開業が当初予定より遅れる見通しとなった。2027(令和9)年春を想定していたが、県商業まちづくり推進条例に基づく県への届け出で、新設予定日を2028年10月1日と明記し、1年半程度遅れる可能性が出てきた。新設届け出が9日、県報に公告された。
届け出によると、2027年4月1日に造成を開始し、同年8月1日に建物工事に入る見込み。新設予定日を含む日程は届け出手続き上、定めたとみられ、今後の進[しん]捗[ちょく]次第で前後する可能性がある。
複合商業施設は「イオンタウン福島南矢野目(仮称)」として、イオン福島店北西側に整備する。メインとなる2階建てを含む7棟を建てる計画。2階建て施設で食料品や生活雑貨、衣料品などを販売し、カフェや医療の区画も設ける。その他は飲食店が4棟、フィットネスやペット販売の場が各1棟となる見通し。1日当たり9500人の集客を見込んでいる。
敷地は福島市が中学校用地として確保していた。社会情勢の変化や子どもの数の減少で取りやめ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後に応急仮設住宅用地として使われた。市はその後、民間活用に向けた事業者を公募し、昨年9月にイオンタウンと売却契約を締結した。