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福島市小学生俳句コンクールの表彰式は8日、市内の大森小で行われ、「祖父と駒夢でまた指す盆の夜」で最優秀賞に選ばれた同小の菱沼創太さん(5年)をたたえた。
菱沼さんは初の応募。季語「盆の夜」から将棋を教えてくれた亡き祖父との思い出を連想し、祖父ともう一度将棋を指したいという思いを詠んだ。「言葉選びが難しかったが、同時に俳句の面白さも分かった」と笑顔で語った。主催団体の一つ、市俳句協会の春日石疼会長は「句にドラマがあり、情景が目に浮かぶ。とても味わいのある作品だ」と評した。
コンクールは今回で45回目。市内の15校から702句が寄せられ、入賞者55人が選ばれた。
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入賞作品は来年1月7日から23日まで、市民センターに展示する。観覧無料で、午前9時から午後8時まで。(県北版)

