福島県警「警察版 親父の小言」作成 詐欺被害に遭わないための心構え SNSで発信へ

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福島県警「警察版 親父の小言」作成 詐欺被害に遭わないための心構え SNSで発信へ

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福島県内で成り済まし詐欺被害が深刻化しているのを受け、県警本部は被害に遭わないための心構えをまとめた「警察版
親父の小言」を作成した。各警察署や公共施設などの他、SNS(交流サイト)にも掲載して注意を呼びかける。
第1弾となる基本的心構え編では「実際に会ったことがない人を信用するな」「『これは詐欺だ』と見抜いて周りに自慢しろ」などの文言を教訓風に記している。警察官をかたるオレオレ詐欺やロマンス詐欺など、手口ごとに5種類程度を作る方針。今後、県警のホームページからダウンロードできるようにする。
「親父の小言」は浪江町にある大聖寺の住職が残した人生訓。小売業などを営むマツバヤ(浪江町)の登録商標で承諾を得た。
県警本部生活安全企画課の津田智宏調査官兼次席は「トイレや部屋の壁など目に付く場所に掲示してほしい。被害を一件でも減らしていく」と話した。
県警が今年1~11月までに認知した成り済まし詐欺の被害は11億6275万円(182件)で、統計を取り始めた2003(平成15)年以降、過去最悪を更新している。