福島県立図書館収蔵品デジタル化で、いつでも検索・閲覧可能に 来年1月8日「デジタルライブラリー」開設

  • [エリア] 福島市

福島のニュース


福島市の福島県立図書館は収蔵品をデジタル化し、いつでも検索・閲覧できる「デジタルライブラリー」を来年1月8日開設する。
同館のホームページ(HP)や検索システム「県内図書館横断検索サイト」のリニューアルに合わせて導入する。県の歴史や文化、行政、住民生活に関する地域資料、劣化が進む古文書や写真、絵画などをデジタルデータ化することで未来に継承する。デジタルアーカイブで公開されている画像は、ダウンロードし利用できる。公開資料は古文書や古地図、写真など100種類だが、随時追加していく。
デジタル化により来館の必要がなく、インターネット環境が整っている自宅や学校、職場などで閲覧でき、利用者の求める資料が検索しやすくなる。教育現場での古里学習も充実し、郷土史への認識が深まる。セルフサービスの貸出機の設置やHPからの新規利用者の仮登録申請、現在はインターネット席のみとなっている館内の座席予約を閲覧席まで利用できるようにする。
同館はシステム更新作業などに伴い、25日から来年1月7日まで休館する。