福島のニュース
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の記憶と教訓を後世に引き継ぐ拠点として整備が進む県復興祈念公園(双葉町、浪江町)は来年4月25日に開園する。12月定例県議会代表質問で、内堀雅雄知事が自民党の鈴木智議員(いわき市)に答えた。
東日本大震災・原子力災害伝承館に隣接した46・4ヘクタールの敷地に、工事中の国営追悼・祈念施設をはじめ、多目的広場などを設けている。被災の状態を保存した中野地区集落、発災前の地域の様子を知ることができる両竹地区集落もあり、地震の脅威やかつての双葉郡の営みなどを世界に発信する。植生が復元された水辺の広場では自然の力強さも伝える。
内堀知事は「福島の今への理解を深めてもらえるよう、若者が未来へ向けた思いを育む公園となるよう、積極的に活用していく」と語った。式典などの詳細は後日発表する。

