「フードドライブ」必要な人のもとに 小高産業技術高生、文化祭で集めた食品など福島県南相馬市に託す

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「フードドライブ」必要な人のもとに 小高産業技術高生、文化祭で集めた食品など福島県南相馬市に託す

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小高産業技術高の生徒は文化祭で「フードドライブ」の活動を行い、来場した地域住民や保護者から家庭で余っている飲食物を募った。集まった品々を生活困窮者らに届けようと11日、福島県南相馬市に託した。
同校は授業でフードロスの問題を学んでおり、11月に開催した脱炭素がテーマの文化祭でフードドライブを初めて行った。商業科クラスの出し物の一環で、教室の一角にコーナーを設けた。希望者から受け取った品々の賞味期限を確認し、専用の箱にまとめた。
事前の告知に力を入れ、保護者へのメールやポスターの掲示などを実施。賞味期限に余裕があるレトルト食品や調味料、菓子など約70点が集まった。
産業革新科3年の野原愛由里さんと流通ビジネス科3年の井戸川大峨さんが市役所を訪れ、市市民生活部の中本直記部長に託した。野原さんは「食料が調達できない人に少しでも多く食べてもらいたい」と話し、井戸川さんは「困っている人の助けになってほしい」と述べた。
食料品は市社会福祉協議会を通じて生活困窮者らに届けられる。(相双版)