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Jヴィレッジ(福島県楢葉・広野町)で11月に開かれた視覚障害者の国際スポーツ大会「東京デフリンピック」サッカー競技の表彰式に参加した会津農林高の発酵チームに所属する生徒3人は9日、会津坂下町役場を訪れ、古川庄平町長に成果や感想を報告した。
3年の渡部葵さんと若菜穂乃加さん、2年の原志穏さんが訪れた。選手に副賞の人形を届ける「副賞ベアラー」を務めたことや、自分たちが会津坂下町産みそを使って開発した「金のみそカツテラ」が選手の補食に採用されたことなどを紹介。生徒は「活動を通して地域を活性化させることができた」「選手に食べてもらえて、とても貴重な経験になった」などと語った。
古川町長は「坂下にはしょうゆやヨーグルトなどの発酵食品がある。これらを使いながら新たな商品作りに挑戦してほしい」と期待を寄せた。
金のみそカツテラは、県などでつくるFukurum(フクラム)カード推進協議会の「ふくしまの未来を創るFukurum基金」を活用して開発された。報告会には同協議会の小谷野繁樹会長(県県産品振興戦略課長)らが同席した。(会津版)

