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約400年の歴史を誇る福島県会津美里町の会津本郷焼「せと市」は来年度から、開催日を6月の第2日曜に変更する。来年度は6月14日となる。猛暑対策で従来の8月第1日曜の開催から前倒しする。12日、会津美里町本郷生涯学習センターで開かれた実行委員会で決めた。
会津本郷焼「せと市」は県内外の窯元など約80店が出店し、掘り出し物や新商品を求めて大勢の客でにぎわう。例年、午前4時から正午まで開催しているが、近年は日中の時間帯に猛暑となり、来場客の減少や熱中症などが懸念され、涼しい時期の開催を求める声が上がっていた。
会場は、新型コロナウイルス禍の後は旧本郷一小跡地で開いていたが、街中ににぎわいを呼び戻そうと、かつての本郷地区瀬戸町通りに戻す。
実行委員会は会津本郷焼事業協同組合、会津美里町、町観光協会、町商工会などで構成している。弓田修司委員長は「天候や環境に適応しながら無事に開催することを目指したい」と話した。

