和算家の古里から「甲子園ジュニア」出場 船引中(福島県田村市)の望月さん、宗像さん、松崎さん 意気込み語る

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和算家の古里から「甲子園ジュニア」出場 船引中(福島県田村市)の望月さん、宗像さん、松崎さん 意気込み語る

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福島県田村市の船引中2年の望月悠叶さん、宗像治人さん、松崎椋太さんの3人は12日から14日まで兵庫県で開かれている甲子園ジュニア全国大会に出場している。船引地区は、幕末から明治中期に活躍した和算家の佐久間庸軒の古里。地域の住民らは現代の〝弟子〟たちの活躍を願っている。
中学生が、理科や数学の得点を競う大会で、3人は8月に開かれた県大会で優秀な成績を収め、福島大付属中とともに全国大会出場を決めた。
望月さんはパソコン部、宗像さんは野球部、松崎さんはソフトテニス部で励む傍ら、ドリルや過去の問題を解いたり、インターネットで調べるなどして力をつけてきた。今年度から市が導入した授業推進員らも、指導に加わり、学力をさらに伸ばすなどした。
望月さんは「いろんな問題に取り組むのが楽しい。みんなと頑張りたい」と述べ、宗像さんは「解けなかった問題を解答できたときがうれしい。本番も楽しみ」と意気込む。松崎さんは「全力で取り組み、上位を目指したい」と力を込めた。
大会は12日に開会式、13日の本番で、14日に表彰式を行う。(県南版)