福島県二本松市に「中華蕎麦こばや」移転オープン 県産小麦粉と県産素材にこだわり ドライブイン文化も再生

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福島県二本松市に「中華蕎麦こばや」移転オープン 県産小麦粉と県産素材にこだわり ドライブイン文化も再生

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福島市松川町にあった人気店「中華蕎麦こばや」が二本松市長命の国道4号下り線側沿線に移転し15日、「二本松ドライブイン中華蕎麦こばや」としてオープンした。県産小麦粉と県産素材の中華そばを中心に、新たな場所で地産地消のおいしさを提供する。
店を運営する二本松市のたなつものカンパニー社長の広田裕介さん(47)は実家が市内針道の「木羽屋製粉」で、子どもの頃から麺作りに親しんできた。東日本大震災・東京電力福島第1原発事故の後、食の復興を願い2015(平成27)年に「中華蕎麦こばや」を開店。県産小麦粉で打つ、こしが強く、だしの効いた煮干し中華そばなどを看板商品に、ラーメン好きを引きつけてきた。
続いて浪江町の道の駅なみえと、福島市の道の駅ふくしまに「麺処ひろ田製粉所」を出店。松川町の店が10年を迎えたのを機に、故郷二本松への移転を決めた。新店は以前ドライブインだった建物をリニューアルし、名前も継承。毎朝製麺する中華そば類(950円~)、ご飯物、副菜類をそろえる。
広田さんは「これまで通り粉にこだわり、醬油、豚肉、ネギなども県産素材を使って地産地消に努める。昔ながらのドライブイン文化も残していきたい」と話している。
店内は50席。営業は平日午前11時~午後3時と午後5時30分~同8時、土日祝日は午前10時30分~午後6時。水曜日定休。問い合わせは同店へ。(県北版)