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福島県柳津町は、公益財団法人B&G財団(東京都)と連携し、大規模災害に備えた重機の配備、機材の操作研修などに取り組む。8日、相互支援体制構築に向けた協定書を締結した。関係者が安心・安全のまちづくりへの決意を新たにした。
協定締結は塙町に続いて県内2例目。財団は子育て支援や防災、健康づくりなど社会課題の解決に向けた事業を展開している。町は財団の支援を受け、町内に防災倉庫2棟を整備し、油圧シャベルや救助艇、ドローン、段ボールベッド、蓄電池などを配備。災害発生時に機材を有効活用するために3年間かけて人材育成に取り組む。町外で災害が発生した場合は機材や人材を派遣する。
協定締結式は町役場で行われ、小林功町長と菅原悟志理事長が協定書を交わした。小林町長は「災害に強い町にするために資機材を有効に活用し、研修で得たスキルを最大限生かしたい」と述べた。菅原理事長は「自分でできることは自分でやり、困っている人がいたら地域住民と一緒に助け合うことが災害対応のポイントになる」と語った。

