福島のニュース
福島大付属中(福島市)が全国野生生物保護発表大会で環境大臣賞を受けた。生徒が主体となったビオトープ活動で、環境保全の重要性を広めてきた取り組みが評価された。
同校のビオトープは2023(令和5)年度に校内の中庭に作られた。福島大や小鳥の森(福島市)、地域の小学校などと連携し、生物多様性に理解を深める場になっている。写真コンテストや巣箱づくりコンクールなどを行い、全校で自然保護への意識を高めている。
大会は環境省と日本鳥類保護連盟の主催。全国の25校が審査を受け、活動が優れている9校を表彰した。環境大臣賞は3校が選ばれた。16日、代表生徒の板垣良介さん(2年)と野崎広稀さん(1年)、遠藤博晃副校長が福島大の三浦浩喜学長に報告した。
ビオトープ活動に引かれて福島大付属中に入学したという板垣さんは「生徒中心の活動が全国で認められてうれしい」と喜んだ。三浦学長は「ビオトープを通し今しかない感性を大切にしてほしい」と述べた。

