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福島県のJA福島さくらは15日、全国大会に男女そろって出場する郡山市の尚志高サッカー部を応援しようと、地元食材を使った「勝つ(カツ)カレー」を同校の男子寮と女子寮で振る舞った。
JA共済連の地域活性化積立金を活用し、麓山高原豚ロース肉と市産米「あさか舞(コシヒカリ)」を寄贈した。寮の食堂を運営する日本調理技術専門学校の料理人が調理した。地元農家で、尚志高出身の焼き芋屋HOKKORI代表の織田裕志さんが焼き芋を提供した。
同JAの柳沼智専務が「新しい歴史を築いてほしい」と激励し、日本調理技術専門学校の鹿野正道校長が「おいしいカツを食べて全国制覇して」とエールを送った。男子の西村圭人主将(3年)が「この恩を選手権で返せるよう頑張る」と奮闘を誓った。
11月に市内の同JA農産物直売施設あぐりあで開かれたJAまつりにサッカー部の生徒22人が参加したお礼として、柳沼専務が寮長の岡大輝さん(3年)に「あさか舞」、山田賢一常務が小曽納奏さん(3年)にみかんを手渡した。
男子は28日開幕の第104回全国高校選手権、女子は29日開幕の第34回全日本高校女子選手権に出場する。(郡山版)

