情熱で支える箱根路 東京国際大駅伝部の小針旭人コーチ(福島県中島村出身) 2年連続のシード権獲得狙う

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情熱で支える箱根路 東京国際大駅伝部の小針旭人コーチ(福島県中島村出身) 2年連続のシード権獲得狙う

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東京国際大駅伝部の小針旭人コーチ(32)=福島県中島村出身=は来年1月2、3の両日の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)に、指導者として2度目の挑戦をする。大学から実業団と第一線で走った経験を糧に「選手がしっかり走れるようにサポートする」と意欲を燃やしている。
学法石川高から東京国際大に進み、3年時に関東学生連合で8区、4年時は10区で創部5年目にして初出場した学校のたすきをつないだ。卒業後はNDソフトに入り、全日本実業団対抗駅伝などで活躍。2021(令和3)年に競技生活を終え、3年間は社業に専念した。
陸上界に戻ったのは2024年4月。コーチだった中村勇太監督代行に誘われた。ちょうど、スポーツに携わりたいと転職を考えていた。「中村さんと若い部員の橋渡し役になり、現役時代に培った経験を生かしたい」と古巣のために奮い立った。
チームは主将菅野裕二郎(22)=郡山市出身=を中心に2年連続のシード権獲得を狙う。「選手をどう、箱根で走らせてあげようか」。現役時代と役割は異なるが、変わらない情熱で大舞台に挑む。