「なりすまし詐欺」に備え対応学ぶ JA夢みなみ須賀川支店で訓練 福島県須賀川市

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「なりすまし詐欺」に備え対応学ぶ JA夢みなみ須賀川支店で訓練 福島県須賀川市

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須賀川地区金融防犯協会は17日、福島県須賀川市のJA夢みなみ須賀川支店で「なりすまし詐欺」を防ぐための訓練を実施した。
例年は強盗摸擬訓練を展開していたが、SNS型投資詐欺など「なりすまし詐欺」の被害が全国的に急増していることから、今年は詐欺防止訓練に切り替えた。9金融機関から35人の会員が参加した。
会長の佐野祐基東邦銀行須賀川支店長が「お客さまの資産を守れるようにしっかり取り組んでほしい」とあいさつし、須賀川署の渡部喜貴生活安全課長が管内で成り済まし詐欺が9件、8785万円の被害が出ている現状を報告した。その上で金融機関の窓口やコンビニなどの機転の利いた対応で5件、346万円の被害を防止しているとして、その重要性を訴えた。
SNS型の投資詐欺とロマンス詐欺の被害は管内で7件、8733万円に上っている。訓練では、署員が最近増えているSNS型の投資詐欺とロマンス詐欺にだまされそうになっている若者に扮した。職員は振り込みを急ごうとする若者の詐欺被害を疑いながら対応していた。
警察官に成り済ました詐欺に遭いそうな高齢者にも署員が扮して訓練した。(県南版)