荒海小校長の肖像画寄贈 福島県南会津町の画家室井秀光さん 歴代描き続け18人目 「描けなくなるまで続けたい」

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荒海小校長の肖像画寄贈 福島県南会津町の画家室井秀光さん 歴代描き続け18人目 「描けなくなるまで続けたい」

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福島県南会津町の肖像画家室井秀光さん(75)は、荒海小前校長の星英典さんの肖像画を描き、17日に同校に贈った。室井さんは40年以上前から歴代校長を描き続け星さんが18人目。校長室には室井さんが丁寧に仕上げた肖像画がずらりと並ぶ。
歴代の校長の写真を飾る学校が多いが、荒海小は大正期からの肖像画を飾っている。当初、室井さんの伯父で画家の増田渓堂さんが制作し贈っていた。指導を受けた室井さんが遺志を継ぎ、寄贈を続けている。荒海小は室井さんの母校。
室井さんは病気で体が少し不自由になったが、時間をかけて油彩で描いた肖像画を仕上げた。贈呈式は荒海小で行われた。室井さんは「仕上げられたことは大きな自信になった。描けなくなるまで続けたい」と思いを語った。
星さんは現在田島中校長を務めている。「肖像画の仲間に入れていただいて感謝している」と話した。
渡部学荒海小校長、広野真和PTA会長が同席した。(会津版)