福島のニュース
男子第76回・女子第37回全国高校駅伝競走大会は21日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着のコースで開かれた。男子は7区間(42・195キロ)で争われ、15年連続17度目の出場となった福島県代表の学法石川が2時間0分36秒で優勝した。2023(令和5)年に佐久長聖(長野)が記録した2時間1分0秒の日本高校記録と大会記録を更新した。県勢の優勝は1998(平成10)年の田村の女子以来で、男子では初めて。
学石は1区からリードを奪い、最後まで後続を寄せ付けない圧巻のレース運びを見せた。各校のエースが集う1区(10キロ)は増子陽太(3年)が出走。増子は中盤まで西脇工(兵庫)と鳥取城北(鳥取)と3人で先頭集団を形成。7キロ過ぎに抜け出して日本選手最高記録の28分43秒を大幅に更新する28分20秒のタイムで区間賞を獲得し、たすきをつないだ。2区(3キロ)は若田大尚[ひろたか](1年)がスピードを生かして順位を維持。3区(8・1075キロ)は栗村凌(3年)が23分13秒の区間賞の走りで後続との差をさらに広げた。
4区(8・0875キロ)は初出場の佐藤柊斗[しゅうと](3年)が粘り、5区(3キロ)末田[すえだ]唯久海[いくみ](3年)と6区(5キロ)保芦[ほあし]摩比呂[まひろ](3年)も好走して首位をキープした。今大会の優勝候補と目された仙台育英(宮城)が後半で追い上げを見せたが、7区(5キロ)でアンカー美沢[みさわ]央佑[おうすけ](1年)が振り切って仙台育英に23秒差をつけ、大会史上初となる2時間1分を切るタイムでフィニッシュした。
男子の県勢最高成績は1995年の田村の準優勝。県高校最高記録は2019年に学法石川が都大路で記録した2時間2分43秒で、今大会で更新した。県勢選手がエース区間の1区で区間賞を獲得したのも増子が初めて。■女子は13位
女子は5区間(21・0975キロ)で行われ、13年連続13度目の出場となった学法石川が1時間9分40秒で13位に入った。■選手ねぎらいたい
学法石川・松田和宏監督の話
2人のエースの存在が、選手同士で刺激を与え合う良い雰囲気につながった。今日も選手の力走で理想的なレースができた。タイムも予想以上の出来だ。本当によく頑張ったと選手たちにねぎらいの言葉をかけてあげたい。■県民に大きな勇気と深い感動
内堀知事
学法石川男子の初優勝を受け、内堀雅雄知事は21日、祝福のコメントを出した。
「雨の中という厳しい条件にもかかわらず、1区から一度も先頭を譲ることなく、都大路を全力で駆け抜けた。仲間の熱い思いが込められた一本のたすきを最後まで懸命につないでいく皆さんの姿は、私たち県民に大きな勇気と深い感動を与えてくれた」と大会新記録での全国制覇をたたえた。■子どもに夢与える素晴らしい結果だ
福島陸協の根本会長
福島陸協の根本寿実会長は「競技に励む県内の子どもたちに夢を与えるような、素晴らしい結果で、大変うれしく思っている。長距離走での福島県勢の力を全国の舞台で示してくれた。声援を送った県民にとっても喜ばしい知らせだと思う」と語った。◆学法石川男子・個人成績区間
距離(キロ)
氏名
学年
出身中
タイム
区通1
10
増子
陽太
3年
鏡
石
28分20秒
①➊2
3
若田
大尚
1年
大沢(栃木)
8分19秒
⑫➊3
8.1075
栗村
凌
3年
若松四
23分13秒
①➊4
8.0875
佐藤
柊斗
3年
桃
陵
23分12秒
③➊5
3
末田唯久海
3年
高屋(広島)
8分39秒
③➊6
5
保芦摩比呂
3年
大石田(山形)14分24秒
②➊7
5
美沢
央佑
1年
広幡(静岡)
14分29秒
⑪➊(タイム後の丸数字は区間順位、黒丸数字は通算順位)

