福島のニュース
福島民報社は福島テレビと共同で県民世論調査(第51回)を実施した。自民党と日本維新の会による連立政権が目指している衆院の議員定数削減について賛否を聞いたところ、「賛成」は56・8%で過半数となった。「反対」は23・3%で、理由を尋ねると定数の削減によって地方の声や多種多様な有権者の意見が国政に反映しにくくなるのではないかといった懸念があることがうかがえた。政府が物価高騰対策として市町村に勧める「おこめ券」の配布は61・9%が反対し、県民の意識と政策にずれが見られた。
衆院議員定数の削減に対する賛否は【グラフ①】の通り。「どちらとも言えない」は15・1%、「わからない」は4・8%だった。
自民党と日本維新の会は衆院議員定数を削減するための法案を国会に共同提出しており、現行の465から1割を目標に45以上減らす。法案には1年以内に結論が出ない場合、公選法を改正し小選挙区25、比例代表20を自動的に削減する内容を盛り込んでいる。「賛成」と答えた人に適当な削減幅を聞くと、自民と維新が示す「1割程度」が48・1%で最も多かった。「2割程度」は22・8%、「3割程度」は13・8%だった。
一方、削減に「反対」と回答した人に理由を尋ねたところ、「地方の声や多様な意見が国政に届きにくくなる」が47・0%で最多となった。他に「与野党で丁寧に議論して決めるべきだ」との回答は32・9%だった。共同通信社の試算によると小選挙区25、比例代表20の削減を想定した場合、県内小選挙区は4のまま維持されるものの、福島県を含む比例東北は12から1減となる。■おこめ券「反対」61.9%
望む物価高対策
現金給付が最多
政府が物価高騰対策として自治体に活用を促している「おこめ券」の配布の是非も聞いた。【グラフ②】の通り、「反対」は61・9%、「賛成」は16・9%で、大きな差があった。
「反対」とした回答者に、おこめ券以外で望む物価高騰対策を尋ねると、「現金の給付」が32・4%で最も多かった。「減税措置」が28・5%、「商品券の配布」が20・2%だった。
おこめ券の配布を巡っては、既存のおこめ券の流通と異なり市町村などが間に入ることで時間も経費もかさむとの批判がある。国の交付金を財源に充てることで実質的に国がコメを買い支え、価格が下がりにくくなるとの指摘も上がっている。

