【師走ひと模様】笑いヨガ 心に栄養を 福島県の郡山市中央公民館

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【師走ひと模様】笑いヨガ 心に栄養を 福島県の郡山市中央公民館

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「ホ、ホ、ハハハ、イエーイ!」。23日、福島県の郡山市中央公民館の一室から寒風を吹き飛ばすような明るい笑い声が響く。来年、設立10周年を迎える郡山笑いヨガくらぶを主宰する蛭田登子さん(36)が笑いの輪の中心で大きな笑顔を見せる。












郡山高時代は硬式テニスの選手として活躍。短大卒業後、洋服の販売員を勤めた。部活や接客での意識的な笑いの反動からか、自己肯定感を抱けず自己表現に苦しんだ。
転機は2013(平成25)年。市内の高齢者施設で介護予防運動の指導員を務めていた際、ユーチューブで笑いヨガの動画を見て衝撃を受けた。
早速、指導に取り入れたところ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を受けて落ち込みがちだったお年寄りから、自然と笑みがこぼれた。広がる笑いに胸の内を揺さぶられた。いつしか自らも前向きで、寛容な心持ちに変化していた。












指導者の資格取得後、疫学を専門とする福島医大の大平哲也教授に請われ、県内各地で講座を催した。県内一円で講師の育成に力を入れ、笑いヨガの「タネ」をまく。「笑いは心の栄養」。身近な人から笑顔を咲かせ、心から幸せを願う。