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福島民報社は21日に京都市で開かれた男子第76回全国高校駅伝競走大会で悲願の初優勝を果たし、福島県民に大きな感動を与えた学法石川高男子陸上競技部に、福島民報スポーツ大賞を贈る。団体への贈賞は初めて。1区から7区までの42・195キロで一度も首位を譲らない完全優勝を遂げ、日本高校記録と大会記録を更新する快走で、福島県の駅伝の強さを全国に示した。後日、贈呈式を行う。
選手7人と控えの3人を含めた部員47人が日頃の練習から切磋琢磨[せっさたくま]し、力を合わせて栄冠をつかみ取ったとして学法石川高男子陸上競技部に賞を贈る。
大会では、各校のエースが集う1区(10キロ)で増子陽太選手(3年)が中盤まで西脇工(兵庫)、鳥取城北(鳥取)の選手と先頭集団を形成。7キロ過ぎにロングスパートを仕掛ける圧巻のレース運びで、主導権を握った。日本選手最高記録を大幅に更新する28分20秒で区間賞を獲得した。
2区(3キロ)は若田大[ひろ]尚[たか]選手(1年)が安定した走りで順位を守り、3区(8・1075キロ)では栗村凌選手(3年)が23分13秒で区間賞を獲得。増子選手とダブルエースを担う実力通りの走りで後続との差をさらに広げた。4区(8・0875キロ)の佐藤柊[しゅう]斗[と]選手(3年)、5区(3キロ)の末[すえ]田[だ]唯[い]久[く]海[み]選手(3年)、6区(5キロ)の保[ほ]芦[あし]摩[ま]比[ひ]呂[ろ]選手(3年)も好走し、首位を堅持した。
終盤、優勝候補の仙台育英(宮城)が追い上げたが、7区(5キロ)のアンカー美[み]沢[さわ]央[おう]佑[すけ]選手(1年)が23秒差をつけ、フィニッシュテープを切った。
学法石川のタイム2時間0分36秒は、2023(令和5)年に佐久長聖(長野)が記録した2時間1分0秒の日本高校記録と大会記録を更新し、大会史上初めて2時間1分を切る歴史的快挙となった。
これまでの男子県勢成績は1995(平成7)年の田村の準優勝が最高で、学法石川としての最高成績は2018年の3位だった。15年連続17度目の出場の末につかんだ全国制覇は、福島の高校駅伝史にとどまらず、日本高校駅伝の歴史に金字塔を打ち立てた。県勢の優勝は1998年の田村の女子以来で、男子では初めて。
福島民報スポーツ大賞は2004(平成16)年に創設した。国内外の主要な大会で活躍し、県民に感動と誇りを与えた選手・団体、指導者らを対象としている。■報告会、快挙たたえる
優勝報告会が23日、石川町の学法石川高体育館で開かれた。選手らが入場し、万雷の拍手で快挙をたたえた。1区を走った増子陽太選手(3年)ら都大路のメンバー10人が登壇し、初優勝を報告。代表の末田唯久海選手(同)がこれまでの支援に感謝の言葉を述べた。森涼校長が選手に表彰を伝達した。■「受賞は光栄」学法石川高の森校長
学法石川高の森涼校長は「福島民報スポーツ大賞の受賞は学校としても非常に光栄だ。日本一という偉業を成し遂げた子どもたちに、改めて感謝の言葉を伝えたい。彼らがこの経験を生かし、さらなる飛躍をしてくれると期待している」と述べた。■27日優勝パレード
学法石川高は27日午前10時から、男子陸上競技部の全国高校駅伝優勝を記念したパレードを石川町内で催す。陸上競技部男女のメンバーが学法石川高中庭を出発し、商店街を通り町共同福祉施設まで歩く。同施設で午前10時40分から報告会を開く。

