福島のニュース
福島県いわき市では交通死亡事故や特殊詐欺被害が相次いだ。津波警報・注意報などの発令もあり、緊張感が途切れない1年となった。
いわき中央署管内の交通事故件数は11月末現在、397件と前年同期比32件減少した。一方、交通死亡事故では8人が亡くなり、前年同期比3人増加した。飲酒運転も増加傾向で、いわき市内3署は「飲酒運転根絶コースター」を配布したほか、夜間検問で悪質な運転に目を光らせた。
特殊詐欺被害も後を絶たなかった。同署管内の11月末現在の被害件数は21件、被害額は2億839万円に上っている。警察官や行政職員をかたる詐欺が増加した。
2021(令和3)年に同市小名浜の福島臨海鉄道で近くに住む男性が刺殺された事件で、いわき東署の捜査本部は11月、住吉会系暴力団員の60代男を逮捕した。12月には共犯とみられる同市の60代男が逮捕された。事件発生から4年余りが経過しており、事件現場付近に住む住民からは安堵の声が聞かれた。捜査本部は、他にも共犯者がいるとみて全容解明を急いでいる。
国内外で発生した地震で市内に津波警報と津波注意報が発令された。7月のロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震では、津波注意報が警報に切り替わった。小名浜港で最大50センチの津波を観測。住民らは猛暑の中、避難を強いられた。今月には青森県東方沖が震源の地震により、津波注意報が発令された。「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の対象となり、関係機関や市民は発災後も警戒を続けた。(いわき版)

