ふたば未来学園高の中村さん ビジネスプラン・グランプリで福島県内唯一「ベスト100」 震災伝承の事業を考案

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ふたば未来学園高の中村さん ビジネスプラン・グランプリで福島県内唯一「ベスト100」 震災伝承の事業を考案

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高校生が事業アイデアを競って創業意欲を高める日本政策金融公庫主催の「高校生ビジネスプラン・グランプリ」で、福島県広野町のふたば未来学園高スペシャリスト系列商業2年の中村一瑠さんが「ベスト100」に県内で唯一選ばれた。全国5640件の応募の内、高評価だった100のプランに贈られる。
中村さんは「学生ガイドと巡る未来への旅『浜通りタイムトラベル』」を考案した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興状況を知るホープツーリズムに高校生や大学生のガイドを組み込んだ企業向けの現地体験型研修サービス。学生ガイドの案内により、未来世代の視点を提供する。企業の地域理解を深めながら、学生の地域参加の機会を創出し、事業に関わる参加企業・地域・学生の3者によりよい仕組みを構築した。
社会起業部の部長として浜通りを訪れる他地域の高校生や大学生と交流し、ガイド役を務めた経験をアイデアに生かした。いわき市出身で、高校入学後に双葉郡を巡り、被災経験を語る人の言葉を語り継ぐ大切さを考えた。学生の姿から震災のマイナスイメージを払拭する新たな伝承につなげようと事業を構想した。
同校で表彰式を行い、日本政策金融公庫いわき支店の新谷宜史支店長から表彰状を受けた。中村さんは「深く考える機会となった。実現できるようにさらに試行錯誤したい」と話した。対馬俊晴校長が同席した。
同グランプリは13回目の開催で、過去最多となる全国639校の1万4967人が参加した。