福島のニュース
さいたま市の浦和駒場スタジアムで31日に行われた全国高校サッカー選手権2回戦で、福島県代表の尚志は山梨学院に2―1で勝利し7年ぶりに16強入りを果たした。前半から伝統のパスサッカーで高い攻撃力を発揮し、相手を上回った。
前回王者の前橋育英(群馬)が神戸弘陵(兵庫)に1―2で屈し、敗退した。高校総体覇者の神村学園(鹿児島)は日高の3得点などで東海学園(愛知)に6―0で大勝し、3回戦に進んだ。
大津(熊本)は優勝4度の青森山田に2―0で快勝。前回準優勝の流通経大柏(千葉)は米子北(鳥取)を3―0で下し、東福岡は秋田商を6―0で退けた。
鹿島学園(茨城)堀越(東京A)富山第一、聖和学園(宮城)などもベスト16入りした。■攻撃緩めず山梨学院撃破
▽2回戦尚
志
22―01
山梨学院
0―1
▽得点者【尚】田上2(前23分、前37分)【山】疋田(後35分)
【評】終始攻撃的なサッカーを展開し、前半に着実に加点した尚志が山梨学院を下した。尚志は前半23分、セットプレーからのこぼれ球に反応した田上が右足で先制した。同37分には臼井がドリブルでゴール前まで運び、パスを受けた田上が右足でチーム2点目を挙げた。後半35分には失点したが、最後まで攻撃の手を緩めず相手の反撃を振り切った。■故障で県大会出場できず…
全国つかんだ仲間に感謝
あす神戸弘陵戦
「3戦連発を」
仲間に恩返しを―。尚志のMF田上真大(3年)は前半に2得点し、チームを3回戦に導いた。活躍の裏には10月下旬に右足首を故障し、県大会に出場できなかった悔しさがあった。「全国切符を与えてくれたチームメートのために戦う」との思いで、大舞台のピッチを駆けた。
けがによるブランクを感じさせず、高円宮杯U―18プリンスリーグ東北で得点王に輝いた実力を示した。前半23分、ロングスローのこぼれ球を受け、右足で先制弾を決めた。37分にはゴール前でパスを受け、右足で加点した。ゴールネットを揺らした瞬間、仲間と抱き合い喜びを爆発させた。
練習試合で負傷した。ボールにタッチしようと足を伸ばした際、相手選手と接触し、右足首の内外両方の靱帯(じんたい)を損傷した。全治1カ月の診断を受け、復帰したのは12月中旬。痛みは若干残るが、最後の選手権に向けて「自分の足が駄目になってもチームのためにやるしかない」との覚悟で臨んだ。
2日の3回戦は前回大会王者を下した神戸弘陵(兵庫)と戦う。「3試合連続で得点を決める。自分が仲間に感謝を伝えるには、ゴールしかない」と力を込めた。

