福島のニュース
国内最大規模の美術公募展第118回日展書部門で、初入選を果たした福島市の我妻恵華(本名・恵美子)さん(62)は父の秦岳(本名・義勝)さんに続き、親子2代篆刻での入選となった。「16年間出品し続けての入選。感無量だった」と笑みで答えた。
秦岳さんは1975(昭和50)年に市内に書道教室「心雅教室」を開いた。毎日書道展などの公募展に篆刻を出品、1999(平成11)年に日展に入選した。2010年に亡くなる直前まで、県内の篆刻実践者の減少を心配していたという。
恵華さんは「病室でも篆刻の話をするほど愛していた。入選の知らせが届いた時、一番に仏壇に報告した」と振り返った。
教室を引き継いだ恵華さんは、小中高生から80代までの幅広い世代に指導している。月に数回、篆刻の教室も開き「今後も研さんを積むと同時に篆刻の魅力を伝えていきたい」と意気込んでいる。

