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跡見学園女子大(東京都)の小仲信孝学長らは、福島県須賀川市の須賀川牡丹園を訪れ、同大新座キャンパス(埼玉県)の敷地内で発見された新種のサクラ「アトミザクラ」の苗木を園内に植樹した。
大寺正晃市長、柳沼直三須賀川牡丹園保勝会理事長、小仲学長が高さ約150センチの苗木にスコップで土をかけ、植樹した。大寺市長は「自然、文化、芸術が一体となった新たな歴史のページとして次世代まで受け継いでいく」とあいさつし、小仲学長が寄贈の経緯を説明した。
須賀川市出身で日本画家の故須田珙中さんが製作したモザイク絵画「牡丹」が跡見学園女子短大へ寄贈されたことが植樹の契機となった。絵画は同短大で教鞭を執っていた須田さんの教え子で在学中に亡くなった高山千鶴子さんの遺族の依頼で描かれ、校内に飾られていた。その後、絵画は校舎の移転に伴い須賀川牡丹園に贈られ、現在も展示されている。
千鶴子さんの父雄三郎さんは同大にサクラを寄贈しており、そのうち180本が現在も自生している。その中の1本が新種のサクラと確認され、同大150周年の記念に「アトミザクラ」と命名された。(県南版)

