福島のニュース
第104回全国高校サッカー選手権大会第6日は10日、東京都のMUFGスタジアム(国立競技場)で準決勝2試合を行った。福島県代表の尚志は昨夏の全国高校総体(インターハイ)王者である神村学園(鹿児島)に1―1からのPK戦の末に8―9で惜敗し、県勢初の決勝進出を逃した。尚志は7年ぶり3度目となる県勢最高成績の3位となった。
▽準決勝神村学園(鹿児島)1(0―1
1―0)1尚志
PK9―8
▽得点者【神】日高(後28分)【尚】岡(前5分)
ともに初優勝を目指す両校の一戦を3万4834人の観客が見守った。尚志は昨夏に準決勝で敗れた雪辱を期し、序盤から果敢に攻めた。前半5分、DF榎本司(3年)が右コーナー付近に送ったパスにFW根木翔大(同)が反応。ライン際から根木が上げたクロスをFW岡大輝(同)が頭で決め、先制した。同23分には根木のクロスにFW臼井蒼悟(同)が走り込んで合わせたものの、ゴールポストにはじかれた。準々決勝までの3試合で14得点を誇る相手に組織だった守備で決定機を与えず、1点リードで折り返した。
後半は選手交代を経て攻勢に出た神村との一進一退の攻防となった。28分、左サイドからのクロスを神村のFW日高元(3年)に決められ、同点とされた。その後は互いに勝ち越し点を奪えず、90分を終えた。
PK戦は互いに1本ずつ防いで8―8で迎えた10人目。先攻の神村が成功したのに対し、尚志の主将DF西村圭人(3年)が左足から放ったシュートはクロスバーをたたき、熱戦に終止符が打たれた。
5年連続16度目の出場となった尚志は強豪ぞろいのブロックを勝ち上がった。1回戦で高松商(香川)に6―0で快勝し、勢いに乗ると2回戦は山梨学院を2―1で下した。3回戦は神戸弘陵(兵庫)、準々決勝は帝京長岡(新潟)にそれぞれ1―0で競り勝った。
準決勝第2試合は鹿島学園(茨城)が1―0で流通経大柏(千葉)を下し、初の決勝に進んだ。準決勝で敗れた尚志、流通経大柏の両校が今大会の3位となった。■悔いのない試合
尚志・仲村浩二監督の話
やりたかったサッカーは全てできた。ただ、もう1点が取れなかった。もう1試合戦いたかったのでそこは本当に残念だ。選手は精いっぱいやってくれた。昨夏のインターハイから差を縮める頑張り、努力が実ったゲーム。悔いのない試合をしてくれたと思う。PK戦は僕の運のなさが全て。■戦い抜く姿に大きな感動
内堀知事、現地で観戦
内堀雅雄知事は尚志の試合を現地で観戦した。「最後まで粘り強く戦い抜き、持てる力を存分に発揮された姿は、県民に大きな感動と勇気を与えた」とたたえた。【尚志の出場選手】◇先発出場GK門井
宏樹(3)DF木村
心貴(3)DF西村
圭人(3)DF松沢
琉真(3)DF榎本
司(3)DF星
宗介(2)MF小曽納
奏(3)MF阿部
大翔(3)FW臼井
蒼悟(3)FW根木
翔大(3)FW岡
大輝(3)◇交代出場MF田上
真大(3)MF若林衣武希(2)MF村田
柊真(3)※左からポジション、名前、学年

