福島のニュース
昨年12月26日深夜に観測され、福島県南会津町西部の山中に落下した可能性が高い隕石について、福島県田村市の星の村天文台名誉台長の大野裕明さんと国立天文台上席教授の渡部潤一さん(会津若松市出身)は11日、町内の会津高原だいくらスキー場周辺を調査し、雪の中から隕石の残留物とみられる「流星塵」を確認した。大野さんは「この近辺に落下したのはほぼ確実になった」とした。
流星塵は上空で流星が高熱で溶け、再び固まった微小な粒子。大野さんと渡部さんは人が踏んだ跡がない駐車場の雪を30センチ四方で採取した。溶かして顕微鏡で観察したところ、直径10~15ミクロン程度の黒色の丸い粒子を見つけた。流星塵は再凝固の際、表面張力で丸い形になる。
渡部さんは「一度の調査で流星塵が見つかるのは珍しい」とした。大野さんは流星塵が雪に埋もれたため発見できたと述べ、「成分分析もしたい。大きな音がしたとの情報もあり、発見に期待が持てる」と話した。
隕石の落下地点は、複数の観測情報からだいくらスキー場の南西、会津高原たかつえスキー場の北西の山中と推定される。

