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競技かるたの頂点を決める「第72期名人位・第70期クイーン位決定戦」は11日、滋賀県大津市の近江神宮・近江勧学館で行われた。クイーン位挑戦者として出場した福島県須賀川市出身の西牧美渚さん(24)=慶応かるた会、安積黎明高出身=はクイーンの矢島聖蘭さん(19)=慶応かるた会=との5番勝負で3連敗し、悲願のタイトルには届かなかった。福島県出身者として初めて準クイーンとなった。
西牧さんは1回戦を7枚差で落とすと、2戦目は17枚差で敗れた。後のない3回戦はリードする場面もあったが、終盤に連取を許して9枚差で涙をのんだ。「1回戦で負けてメンタルが崩れてしまい、持ち直せなかった。実力が足りなかった」と唇をかんだ。
昨年2月の大会での敗戦を契機にかるたのスタイルを根本的に見直し、守備的な戦い方から敵陣を果敢に狙う「攻めがるた」に転向した。各種大会で優勝を重ね、1年もたたずに最高峰の舞台に登り詰めた。クイーン位への挑戦権をつかんだ11月以降、元名人の粂原圭太郎さんらと手合わせして調整してきた。
試合を見守った西牧さんの母由起さん(県かるた協会長)は「まだまだ改良する点があり、もっと強くなれるはず」と期待する。
憧れの舞台で苦杯をなめたが、来年の決定戦に気持ちを向けている。「自分のかるたをしっかり磨き、来年も絶対にこの舞台に立ちたい」と雪辱を誓った。

