幸楽苑、福島県郡山市に新工場 2028年末に完成予定100人雇用へ 西日本再進出

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ラーメンチェーン大手・幸楽苑(福島県郡山市)は生産能力増強のため、郡山市熱海町の郡山西部第1工業団地に新工場を建設する。好調な業績を踏まえ、市内田村町の郡山工場、神奈川県小田原市の小田原工場に続く3カ所目の拠点を設ける。東北・関東地方を基盤に、かつて撤退した西日本に再進出するなどし、現在358の直営店を500店舗以上に増やす。2027(令和9)年4月に着工、2028年末に完成予定。13日、郡山市と土地売買契約を締結した。
幸楽苑によると、現在の郡山工場が地震や水害で度々被災した経験を考慮し、高速道路のインターチェンジに近いなど利便性が良い郡山西部第1工業団地に約2・2ヘクタールの土地を取得した。鉄骨2階建てで、延べ床面積は約8250平方メートル。総工費は約50億円台の見込み。100人程度の雇用を目指す。
同社は一時経営を退いた創業者の新井田伝氏が業績不振を受け、2023年6月に会長兼社長として復帰。赤字から黒字に転換し、2026年3月期中間決算では純利益5億8400万円を計上した。新井田氏は「東北、関東の地盤を不動のものにし、西に再び進出したい」と語った。
同社はピーク時の2017(平成29)年に566店舗を運営していた。その後、運営効率化や収益性向上のため京都工場を売却し、西日本から撤退した。