福島のニュース
会社敷地の南側に2021(令和3)年8月、鉄骨造り2階建ての研修棟「大地」を建設した。現場で若手を教育する時間の確保は難しい。安心して失敗できる環境を整えることで、技術や知識を身に付け、早期に現場で活躍できる人材を育成する。
分電盤結線、漏電回路調査、幹線ケーブル接続など実践的な内容を集中して受講できる。建物の中心部には電柱を設けており、昇柱訓練が可能だ。自社の新入社員だけでなく、同業他社の若手社員も受け入れ、業界全体の底上げを目指す。月1回は地元の実業高校生が通う。就業前後のギャップを埋め、離職を防ぐ役割を果たしている。
国連の持続可能な開発目標(SDGs)を推進する。昨夏まで3年連続で独自の「SDGsフェア」を会社敷地内で開催した。今年からは、小学生を対象にした新たなSDGsイベントを計画している。社員の健康づくりにも力を注ぎ、経済産業省の健康経営優良法人に認定された。
研修棟の「大地」という名称には「土壌から芽が出るように、研修棟から業界を担う貴重な人材を輩出したい」との願いが込められている。石川格子社長(42)は「ふくしま電工共育プロジェクトと銘打ち、ふくしまモデルとしてこの取り組みを全国に広げたい」と意気込む。■メモ▽設
立=1965(昭和40)年7月▽社
長=石川格子▽従業員数=11人▽住
所=西郷村字道南西85▽電話番号=0248(22)6262

