2号機使用済み燃料取り出し 設備試運転を初公開 福島県の第1原発

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2号機使用済み燃料取り出し 設備試運転を初公開 福島県の第1原発

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東京電力は15日、福島県の福島第1原発で、2号機の使用済み燃料などの取り出しに使う設備の試運転の様子を報道陣に初めて公開した。2号機燃料プール内には615体が保管されており、東電は2026(令和8)年度第1四半期の取り出し着手を目指している。
設備は2号機建屋南側に建設した高さ約45メートルの取り出し用構台の最上階となる5階に設置している。建屋最上階と構台をつなぐレールに設備を載せ、移動させながらプール内の使用済み燃料などを搬出する。「キャスク」と呼ばれる金属製の容器に水中で入れた後、クレーンで地上階に下ろし、トレーラーで共用プールに運搬する。この日は、作業員が3種類のクレーンを遠隔操作で転回させ、動作状況を確認していた。
東電は取り出し作業開始後、キャスク1体に上限の燃料7本を入れて搬出する作業を約90回繰り返し、2028年度ごろの完了を目指す。燃料取り出しの責任者を務める東電の上西修司マネージャーは「事前準備に数年かかった。安全第一で着実に作業を進めたい」と語った。